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特別セミナー

特別セミナーが行なわれました
 平成22年5月25日、JAFSA(国際教育交 流協議会)理事の溝口忠憲先生をお迎えして、ダブルディグリー教育制度をテーマとした講演会を実施いたしました。溝口忠憲先生は、東京理科大学国際推進センター長として、米国カリフォルニア大学とダブルディグリー教育制度を締結されました。これは、米国の大学を相手とした、日本ではじめてのダブルディグリー教育制度(理工系)です。
  欧州の大学院教育制度は、日本と比較的似ているため、欧州の大学を相手としたダブルディグリー教育制度には複数の事例があります。一方、米国の大学員教育制度は日本と異なるため、これまで米国の大学を相手としたダブルディグリー教育制度の締結は難しいと考えられてきました。溝口先生は、この困難を解決なされました。  溝口先生は、また、文科省中央教育審議会の委員として「大学グローバル化」のガイドラインをまとめられ、ダブルディグリー制度に対する政府の指針作りにご尽力なされました。 セミナーでは、ガイドラインにおける「ダブルディグリー」の定義のご説明からはじまり、米国カリフォルニア大学デービス校との間に創設したダブルディグリー教育プログラム(修士)の実際について、詳しいお話しをお伺いすることができました。 単位互換や入学検定における質の確保など、具体的な質疑も活発に行われ、大変有意義な会となりました。
溝口先生、またご出席頂きました先生方、まことにありがとうございました。