欧州の大学院教育制度は、日本と比較的似ているため、欧州の大学を相手としたダブルディグリー教育制度には複数の事例があります。一方、米国の大学員教育制度は日本と異なるため、これまで米国の大学を相手としたダブルディグリー教育制度の締結は難しいと考えられてきました。溝口先生は、この困難を解決なされました。
溝口先生は、また、文科省中央教育審議会の委員として「大学グローバル化」のガイドラインをまとめられ、ダブルディグリー制度に対する政府の指針作りにご尽力なされました。
セミナーでは、ガイドラインにおける「ダブルディグリー」の定義のご説明からはじまり、米国カリフォルニア大学デービス校との間に創設したダブルディグリー教育プログラム(修士)の実際について、詳しいお話しをお伺いすることができました。
単位互換や入学検定における質の確保など、具体的な質疑も活発に行われ、大変有意義な会となりました。 溝口先生、またご出席頂きました先生方、まことにありがとうございました。
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