「4大学共同FDセミナー」が、文科省 石川専門官を招いて開催されました
2010-03-16
「学際生命科学東京コンソーシアム」事業の一環として、第1回目の4大学共同FDセミナー「我が国の大学院教育の問題点と今後の展望 」が、平成22年3月10日(水) 15:00-17:30に、お茶の水女子大学理学部3号館701室において開催されました。当日は、50余名の参加者がありました。
今回のFDセミナーの目的は、4大学の教職員の皆さんに本プログラムの内容を知って頂くとともに、我が国の大学院教育の抱えている課題について最新の情報を共有しながら問題意識を高めることにありました。
具体的には、本コンソーシアムの事業内容について、鍔田武志教授(東京医科歯科大学大学院)から概要が説明された後、4大学共通カリキュラムを中心とする大学院教育の連携について、小林哲幸教授(お茶の水女子大学大学院)から説明がありました。フロアーからの質問を受けながら、活発な意見交換が行われました。
続いて、「大学院教育における現状と課題」と題する講演が、文部科学省高等教育局大学振興課大学改革推進室の石川仙太郎専門官によって行われ、数多くの調査データに基づいて我が国の大学院教育の問題点が指摘されました。講演後には質問が活発に行われ、産業界と連携した人材育成の重要性など、本コンソーシアムの目指す方向性の正しさが確認されました。セミナーに引き続き、2階ラウンジに移動して、第5回教育高度化部会を兼ねた談話会が、石川専門官を囲んで和やかな雰囲気のもと開催されました。
以上を通して、4大学が補完的に共同して大学院教育の高度化、地域連携を行う意義が再確認されました。第2回目の共同FDセミナーは、来年の2月に実施する予定です。取り上げて欲しいテーマなどご要望がありましたら、コンソーシアム事務局までお寄せください。
学際生命科学東京コンソーシアム事業について述べる
東京医科歯科大学大学院 疾患生命科学研究部長
鍔田 武志 教授
大学院教育の課題について述べる
文部科学省高等教育局大学振興課大学改革推進室
石川 仙太郎 専門官