2010年1月31日更新
当研究室は、平成20年4月にお茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科ライフサイエンス専攻に新しく設立された研究室です。当研究室では、コンピュータを用いて、ゲノム塩基配列やRNA塩基配列、アミノ酸配列、タンパク質立体構造、生体超分子構造、遺伝子発現データなどを解析する手法の開発と、生物学的に有意義なデータ解析を行います。コンピュータによるデータ解析手法の開発をやってみたい方、既存の解析手法を実問題に適用して新しいことを発見したい方、なんだかよくわからないけど生命情報学/情報生命学/バイオインフォマティクスにふれてみたい方などなど、いろいろな思いを持った意欲ある方は大歓迎します。自分で解析するのはしんどいけど、実験データは持っていて、生命情報学の手法を使えばおもしろいことがわかるのではないかと思っておられる方のデータ持ち込みも歓迎します。研究室にそのデータを解析する余裕があれば、喜んで共同研究を展開します。
当研究室は、理学部生物学科に所属しています。しかし生命情報学は学際分野ですので、化学科、情報科学科、物理学科に所属する学生でも4年生の卒業研究を当研究室で行うことができます。研究室に所属する時点で、DNA、RNA、タンパク質がどういうものかは知っているとよいですが、知らなくても勉強する気構えがあれば大丈夫です。
当研究室で重点を置いている研究分野は、(1)転写後翻訳前の生命情報学と(2)DNA損傷修復の生命情報学です。(1)ゲノム塩基配列から転写されてできるRNAは、様々な加工を受けた末に機能のするようになります。RNAの加工がどのように行われているのかを明らかにしていきます。(2)生物進化の分子的実体はDNA損傷を含むDNA塩基配列の変化です。DNAの損傷を修復する機構を生物は持っていますが、この機構が完璧に機能すると生物は進化できません。どのようにしてバランスが働いているのかを知るために、生物のDNAの損傷修復機構がどのようになっているのかを明らかにしていきます。
上記研究に限らず、生命の理解に重要と考えられる課題には取り組んでいきます。生物のおもしろい問題をいろいろと教えてください。